Q-85 バッテリー

マツダ MAZDA3 バッテリー交換のやり方 令和1年式

MAZDA3(令和1年式)のバッテリー交換方法

はじめに

マツダの新世代モデルとして注目を集めたMAZDA3(型式:BP5P-101738)は、洗練されたデザインと走行性能が特徴です。
しかし、エンジンを始動させる上で重要なバッテリーも消耗品であり、定期的な点検と交換が必要となります。
夏や冬などエアコン使用頻度が高まるシーズンには、バッテリーにかかる負荷も増加するため、思いがけないトラブルを避けるためにも早めのメンテナンスがおすすめです。
本記事では、令和1年式MAZDA3のバッテリー交換手順を詳しく解説します。


基本情報

  • 車種:MAZDA3
  • 型式:BP5P-101738
  • 年式:令和1年8月
  • 作業:バッテリー交換
  • 作業時間:約30分
  • 作業理由:バッテリー劣化・レッカー回避

MAZDA3は2019年に登場した比較的新しいモデルですが、購入後2~3年が経過するとバッテリー交換が必要になる場合もあります。
車検や点検のタイミングで状態を確認してもらい、レッカー移動の主な原因であるバッテリー上がりを防ぎましょう。


使用する工具

  • ラチェットハンドル
  • 10㎜ボックス(ロング)

作業をスムーズに行うためには、ロングタイプのソケットがあると便利です。
バッテリー自体は重量があるので、腰への負担に注意しながら作業し、落とさないように気を付けましょう。


MAZDA3 バッテリー交換手順

ステップ①:ステーを外す

まず、バッテリー上部を固定しているステーのナットを外します。
10mmナットが両端に1つずつあり、反時計回りに回して緩めます。

ナットが外れたらステーを上に持ち上げて取り外します。
ステーのフック部分がバッテリーホルダーにはまっている場合もあるので、無理に力を入れず少し左右に動かして外すとスムーズです。

ステップ②:バッテリー端子の取り外し(マイナス→プラス)

ステーが外れたら、バッテリー端子を外します。
必ずマイナス端子(-)から先に外すことでショートのリスクを軽減できます。
10mmナットを反時計回りに緩め、端子を左右に軽く動かしながら取り外します。
次に、プラス端子(+)も同様に外します。

ステップ③:バッテリーカバーを外す

端子が外れたら、バッテリーカバーを引き上げて取り外します。

カバーが外れた時点で、バッテリーがフリーな状態になります。
重量があるため、腰を傷めないよう注意しながらゆっくり持ち上げ、車両から取り出してください。

ステップ④:新しいバッテリーの取り付け

同じサイズ・容量・極性を持った新しいバッテリー(例:Q85バッテリー)を準備し、逆の手順で取り付けていきます。
端子を付ける際は、プラス端子(+)→マイナス端子(-)の順序で取り付けましょう。

10mmナットを時計回りで締め付け、しっかり接触するようにします。
締めすぎは端子の損傷につながるため、力加減に注意。
また、バッテリーカバーを忘れずに元の位置にはめ込みましょう。

ステップ⑤:ステーの再装着

最後にステーを元通りに取り付け、10mmナットを時計回りに締め付けます。
走行時の振動でバッテリーが動かないよう、しっかり固定するのがポイント。
強く締めすぎるとステーやバッテリー側に負担がかかるため、締めすぎない程度に注意してください。


交換後のチェックポイント

  • エンジン始動:交換直後にエンジンをかけ、始動性に問題がないか確認。
  • 警告灯:メーター内のバッテリーやその他警告灯が点灯していないかチェック。
  • 電装系統:ライト、オーディオ、パワーウィンドウなどの正常動作をテストすると安心。

【MAZDA3 バッテリー交換の目安時期】

一般的にバッテリーは2年前後で交換を推奨することが多いですが、使用頻度や環境によって異なります。
特にアイドリングストップ機能があるモデルやエアコンの使用率が高い場合は劣化が早まりやすいです。
車検や定期点検の際に整備店へ相談し、電圧・性能チェックを受けておくとよいでしょう。


まとめ

令和1年式 MAZDA3(BP5P-101738)のバッテリー交換は、10㎜ボックス(ロング)を使った一連の工程で約30分程度で済む作業です。
正しい作業手順を守ればDIYでも実施可能ですが、バッテリーの重量や端子の扱いに不安がある場合は、整備店やディーラーに依頼するのがおすすめ。
安全・確実に交換を行い、バッテリー上がりによるトラブルを防ぎましょう。

※自分でマツダ MAZDA3の修理・整備を行う場合はリスクが伴いますので、必ず自己責任の上で対応してください。
作業に不慣れな方や確実な仕上がりを求める方は、お近くの修理店・整備店に相談するのがおすすめです。