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【徹底解説】トヨタ RAV4(6BA-MXAA54)エアコンクリーンフィルター交換|年1回の定期メンテで車内をクリーンに保つ方法
トヨタのSUVラインナップを象徴する「RAV4」は、都会的なデザインと走行性能を両立した人気車種です。
しかし、エアコンを使用する機会が多い車では、車内の空気を清潔に保つために欠かせないのがエアコンクリーンフィルター。
このフィルターが汚れたままだと、エアコンを使った際に嫌なニオイが発生したり、ホコリや花粉を十分に除去できず車内環境が悪化するリスクがあります。
特にアウトドアや長距離走行で砂ぼこりや花粉を拾いやすいRAV4は、1年に1回、もしくは車検時にこまめに交換することが推奨されます。
本記事では、令和1年式(型式:6BA-MXAA54)のRAV4を例に、エアコンクリーンフィルター交換のやり方を具体的かつ丁寧に解説。
工具不要で約15分ほどで完了する簡単DIY作業ながら、交換効果は絶大で、車内環境を大きく向上させるメンテナンスです。
ぜひ参考にして、RAV4の乗り心地と空調性能をさらに快適に保ちましょう。
エアコンクリーンフィルター交換が重要な理由
エアコンフィルターは、エアコン使用時に取り込む外気のホコリ・花粉・排ガスなどをろ過し、車内空気を清潔に保つ役割を担っています。
しかし、走行環境や使用状況によっては想像以上に早く汚れ、フィルターが目詰まりしやすいもの。
下記のような症状があれば、フィルターの汚れを疑うべきでしょう。
・エアコン使用時にカビ臭や埃っぽいニオイがする
・送風量が前より弱く感じる
・花粉症やアレルギー症状が車内で悪化している気がする
エアコンフィルターの汚れは車内環境だけでなくエアコン自体の効率にも影響し、燃費悪化やコンプレッサーへの負荷増大を招くことがあります。
定期的に交換することで、空気の清浄度を高めるだけでなくエアコンの負担軽減にもつながるというわけです。
車両情報と作業概要
車種:トヨタ RAV4
型式:6BA-MXAA54
年式:令和1年6月
作業内容:エアコンクリーンフィルター交換
作業時間:約15分
作業金額:約4,000円
作業理由:年1回の交換推奨
RAV4はアウトドアやレジャーなどで多様に使われるSUVとして人気が高く、花粉や砂ぼこりがフィルターに溜まりやすい傾向があります。
1年に1回、もしくは車検時に交換することで、車内空調を快適に維持可能。
必要な工具と作業のポイント
今回の交換作業では特別な工具は一切不要です。
唯一必要になるのは、グローブボックスを外す際に多少の力と爪の位置を見極めるだけ。
ゴム手袋やウエスを用意しておくと、埃や汚れから手を保護でき、作業後の清掃が楽になります。
作業のポイント:
・グローブボックス裏にフィルターカバーがある
・UP(上向き)やAIR FLOW(風向き)マークを間違えないように
・交換後はカバーの爪がちゃんとロックされているか確認
具体的な交換手順
STEP1:グローブボックスを開け、ダンパーを外す
RAV4(6BA-MXAA54)のエアコンフィルターは、グローブボックスの奥に設置されています。
まずはグローブボックスを開け、右または左側にあるダンパー(赤丸印の小さなロッド)を外します。
ダンパーを外さないとグローブボックスが大きく下に倒せません。
STEP2:両サイドのツメを外し、グローブボックスを手前に引き抜く
グローブボックス両サイドにあるツメ(ストッパー)を内側に押し込むことで、ストッパーが外れ、グローブボックス全体を手前に倒す(または引き抜く)形になります。
多少硬いこともあるので、力を加減しながら慎重に扱ってください。
注意:勢いよく外すとツメが折れるリスクがあるため、ゆっくり両サイドを押し込むように作業します。
STEP3:フィルターカバーを外し、古いフィルターを取り出す
グローブボックスの奥に見えるプラスチック製のカバーがエアコンクリーンフィルターカバーです。
カバーの爪を押し込むかスライドさせるようにして外し、中のフィルターを手前に引き出しましょう。
向きの確認:フィルターには「UP」や「↑」といったマークが印字されている場合が多いです。
外す前に確認しておくと、新しいフィルターを装着するときに迷わずに済みます。
注意:古いフィルターは埃や花粉などで汚れているので、ゴミが車内に落ちないようウエスや新聞紙を敷いてから引き抜くと良いです。
STEP4:新品フィルターを正しい向きで装着し、カバーを戻す
交換用のエアコンフィルターを「UP」マークや「AIR FLOW」方向に合わせて、元の位置に差し込みます。
差し込みがスムーズに行かないときは、角度を調整しながら挿入。
フィルターがしっかり奥まで入ったら、カバーを逆の手順で戻し、カチッと爪がはまるのを確認。
注意:向きを間違えると効率的に空気をろ過できません。
「UP」マークや説明書きがある場合は必ず従って装着しましょう。
STEP5:グローブボックスを元に戻し、ダンパーを接続して完了
最後にグローブボックスを「ツメ」(ストッパー)に合わせて装着し、ダンパーを再度はめ込みます。
ゆっくりと閉めて、通常どおりの開閉ができるかをチェック。
エアコン作動テスト:
1. エンジンをかけてエアコンをONにする
2. 吹き出し口からの風量やニオイが改善されたか確認
3. 異音やガタつきがないかチェック
問題がなければ、エアコンフィルター交換は完了です。
交換後のメリットと目安時期
エアコンクリーンフィルターを新しくすると、車内の埃や花粉、異臭の原因が激減し、快適性が格段に向上します。
特にRAV4のようにアウトドアシーンで土ぼこりや花粉にさらされやすい車の場合、1年に1回が交換のひとつの目安。
ディーラーや整備工場では、車検時に強く交換を薦められることも多いです。
- 交換費用:約3,000〜4,000円ほど(フィルター代+作業工賃)
- DIY:工賃がかからないためフィルター代のみで済む
- 交換時間:15分程度
走行距離や使用環境(埃っぽい道、花粉の多い地域)によっては、半年程度でニオイが気になり始めることもあります。
その場合は、早めに交換しておくと車内環境を良好に保ちやすいです。
よくある疑問Q&A
Q1. フィルター交換だけで異臭は完全に消える?
A. フィルター汚れが原因のニオイであれば改善が見込めますが、エバポレーター(冷却器)にカビや汚れが蓄積している場合はエアコン洗浄が必要です。
フィルター交換で改善しないなら、整備工場でのクリーニングを検討しましょう。
Q2. 純正品じゃなくて社外品でも大丈夫?
A. 社外品でも問題ありませんが、サイズや向き、取り付け方法が対応しているかを必ず確認してください。
花粉ブロック機能や脱臭機能など、さまざまなグレードがあるので好みに合わせて選ぶといいでしょう。
Q3. 交換サイクルは絶対に1年?
A. 目安です。走行環境によって早めに汚れる場合もあれば、2年程度は大丈夫なケースもあります。
ただし、エアコンの風が弱くなったりニオイが気になったりすれば早めの交換を検討してください。
Q4. 車検時にまとめてやってもいい?
A. もちろん可能ですが、車検は2年に一度。
2年もフィルターを変えず放置すると、その間ずっと汚れたままの空気を吸い続けることになるので、1年に1回はDIYで交換するのが理想的です。
まとめ:RAV4(6BA-MXAA54)のエアコンクリーンフィルター交換で快適ドライブを実現
令和1年式のトヨタ RAV4(型式:6BA-MXAA54)のエアコンフィルター交換は、特別な工具が必要なく、約15分ほどで完了する簡単な作業です。
グローボックスを外し、カバーを取ってフィルターを差し替えるだけなので、DIY初心者でも十分に挑戦する価値があります。
1年に1回を目安に交換すれば、ホコリや花粉、排ガスなどによる車内汚染を大幅に削減し、エアコン使用時の嫌なニオイも防止可能。
エアコンが効きづらく感じたり、風量やニオイに違和感があるようなら、フィルターの汚れが原因かもしれません。
費用は4,000円程度、作業時間は短く済むため、コスパ抜群のメンテナンスといえます。
さらにDIYであれば工賃を節約できるだけでなく、内部の状況を自分で把握できるメリットも。
もし作業に不安がある方や時間がない方は、整備工場やディーラーに依頼してもリーズナブルに対応してくれます。
どちらにせよ、エアコンクリーンフィルターを定期的に交換することで、RAV4の車内空間を清潔かつ快適に保ち、ドライブ中のストレスを大幅に減らせるでしょう。