スペーシア バッテリー交換のやり方

令和3年 スペーシアのバッテリー交換のやり方

スズキ スペーシアのバッテリー交換 分解整備

スズキの人気軽ハイトワゴンであるスペーシア(5AA-MK53S)は、軽量化やハイブリッドシステムの採用により燃費性能が向上しています。
とはいえ車載バッテリーは消耗品であり、定期的に交換することが非常に重要です。

この記事では、令和3年8月式のスペーシアを例に、実際にバッテリー交換を行った作業内容や使用した工具、かかる時間や注意点などを詳しく解説します。
交換目安やバッテリー選びのポイントも押さえて、突然のバッテリー上がりを防ぎ、安全かつ快適にカーライフを送れるようにしましょう。

車種:SUZUKI スペーシア
型式:5AA-MK53S
年式:令和3年8月
作業内容:バッテリー交換
作業時間:約20分
作業理由:約1年毎に交換(運転環境や走行距離などによって交換時期は変動します)
作業代金:作業自体はDIYで実施(専門業者に依頼する場合は工賃がかかります)

バッテリーはエンジンを始動させるためだけでなく、アイドリングストップや車内電装系にも大きく関与します。
ハイブリッド車の場合は特に、電装品が多いためバッテリーの劣化を見逃さないことが大切です。
交換を怠ると、エンジンがかからなくなったり、警告灯が表示されたりといったトラブルが起こる可能性があります。

 

①バッテリー交換の分解に使用した工具

バッテリー交換には以下の工具を使用します。
ラチェットや各種ボックスはボルト・ナットのサイズを確実に合わせることが重要です。

  • ラチェット
  • 10㎜ボックス
  • 8㎜ボックス

※工具や部品関係の相性保証はしておりませんので、必ずご自身で確認をして下さい。
また、バッテリーの形式や性能ランクが異なる場合、車両に適合しない可能性があります。
純正品または互換品を必ず確認しましょう。

②ボンネットを開け、バッテリーを確認。

ボンネットを開けるとエンジンルーム内のほぼ中央、やや手前にバッテリーが搭載されています。
まずはステー(固定金具)を外してから、ラチェット8㎜ボックスを使用し反時計回りに緩めて外しましょう。
ステーを外すことでバッテリー自体を動かせるようになります。

 

③次に端子を外していきます。

端子を外す際は、必ずマイナス端子から緩めるのが基本です。
バッテリー交換の安全確保のために、順番を間違えないように注意しましょう。
次にプラス端子を外します。いずれも10㎜ボックスを使用し、反時計回りで緩めるとスムーズに外せます。
端子を傷つけないよう、丁寧に作業することがポイントです。

 

④新しいバッテリーを取り付けていきます。

取り付けの際は外した手順と逆で、プラス端子から時計回りに取り付けます。
次にマイナス端子を取り付け、最後にステー(固定金具)を戻せば交換作業は完了です。
しっかりと固定しないと走行中の振動でバッテリーが動いてしまうこともあるため、ガタつきがないか確認してください。

※工具や部品関係の相性保証はしておりませんので、必ずご自身で確認をして下さい。
ハイブリッドやアイドリングストップ搭載車用のバッテリーは専用設計になっている場合が多いので、適合品を誤らないよう注意が必要です。

※自分で令和3年式 スペーシアのバッテリー交換修理・整備を行う場合はリスクが伴いますので、必ず自己責任の上で実施してください。
車の分解作業に自信がない場合は、お近くの修理店や整備工場に相談するのがおすすめです。
プロに依頼することで、確実かつ迅速に作業が完了し、万が一のミスも避けられます。

【スペーシア バッテリー交換の目安時期】

バッテリー上がりはレッカー移動の中でも特に多いトラブルのひとつです。
一般的にバッテリー交換の目安はおよそ2年前後と言われていますが、アイドリングストップ車やハイブリッド車では消費電力も大きいため、状況によっては早めの交換が望ましい場合もあります。
日頃からセルのかかり具合が弱いと感じる、アイドリングストップが作動しにくいなどの兆候があれば、点検を受けることをおすすめします。
車検のタイミングだけでなく、定期的にバッテリーの状態をチェックし、必要であれば交換時期を早めることも考慮しておきましょう。

スズキ スペーシアのバッテリー交換はDIYでも可能ですが、正しい工具の準備と交換手順を守る必要があります。
少しでも不安がある場合は専門の業者に依頼することで安全かつ確実に作業が行えます。バッテリーの健康は愛車の寿命にも影響するため、定期的な点検と交換を心がけましょう。