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令和1年式 スズキ アルト(DBA-HA36S)ヘッドライトバルブ交換方法
はじめに
スズキ アルト(DBA-HA36S)は、軽量かつコンパクトな設計で経済性が高く、日常の移動手段として多くのユーザーに支持されている軽自動車です。
しかし、ライトが点灯しなくなった場合は夜間走行の安全性に直結するため、早急な対応が必要となります。
本記事では、令和1年10月式のスズキ アルトを例に、ヘッドライトバルブ(ハロゲンまたはLED)の交換方法を手順ごとに解説します。
必要な工具もほとんどありませんので、DIY初心者の方でも比較的スムーズに行える作業です。
基本情報
- 車種:スズキ アルト
- 型式:DBA-HA36S
- 年式:令和1年10月
- 作業内容:ヘッドライトバルブ交換
- 作業時間:約15分
- 作業金額:約4000円
- 作業理由:ライトが点灯しないため交換
ここではH4規格のバルブを例にして解説しています。
ハロゲンからLEDや社外品に交換する場合も基本的な作業手順は同様ですが、バルブによってはヒートシンクや配線の取り回しが異なるケースがあります。
必ず購入前にお使いのアルトが対応しているバルブ規格かどうかを確認しましょう。
交換に必要な工具・準備
使用工具:特にありません(素手のみでOK)
作業しやすいように、軍手や保護手袋を用意すると手を汚さずに済むでしょう。
また、LEDバルブに交換する場合は、製品付属の取扱説明書も併せて確認しておくと安心です。
ヘッドライトバルブ交換手順
ステップ1:バルブコネクターの取り外し
ボンネットを開け、ヘッドライトユニットの裏側にあるバルブコネクターを探します。
このコネクターは単に差し込んであるだけの場合が多いので、まっすぐ引き抜く形で外してください。
もし固くて外しづらい場合は、左右に少し動かすなどしてゆっくりと取り外しましょう。
その後、コネクターの奥にあるゴム製のカバーを外します。
こちらも軽く引っ張れば外れる構造になっています。
ステップ2:バルブを固定しているスプリングを外す
ゴムカバーを外すと、バルブ本体が見えます。
バルブはスプリング(ワイヤクリップ)で固定されており、丸いパーツを押し込みつつ手前に引くとロックが外れる仕組みになっています。
スプリングがフリーになったら、古いバルブをまっすぐ引き抜いて取り外します。
ステップ3:新品バルブを取り付け
次に、新しいバルブを同じ向きでヘッドライトユニットに挿し込みます。
バルブの差し込み位置には切り欠きがあり、向きを間違えるとうまくはまりません。
バルブを確実に奥まで挿したら、先ほどのスプリングを元通りにロックし、バルブを固定してください。
ステップ4:ゴムカバーとコネクターを復元
新品バルブの固定が終わったら、外していたゴムカバーを元に戻します。
最後に、バルブコネクターをしっかり差し込んで完了です。
このとき、コネクターが緩んでいると接触不良を起こしライトが点灯しない可能性がありますので、十分に差し込んでください。
作業後のチェックポイント
- 点灯確認:エンジンをかける前にキーをONにしてヘッドライトスイッチを入れ、バルブが正常に点灯するか確認します。
- ハイビーム/ロービーム:H4バルブはハイ・ロー切替式のため、切り替え時に両方が正常に点灯するかをチェックしてください。
- 配光パターン:LEDバルブに交換した場合、配光が大きく変わることがあります。
夜間の試走で対向車を眩惑しないか、光軸が大幅にずれていないかなども確認しましょう。
注意点・トラブルシュート
- 素手でバルブ表面を触らない:ハロゲンバルブの場合、指の脂が付着すると寿命が縮む原因になります。
LEDバルブは比較的影響が少ないとはいえ、触らないに越したことはありません。 - 車検適合:LEDやHIDバルブに交換する場合は、保安基準に適合しているかを必ず確認してください。
光軸のズレや光量不足などがあると車検に通らない可能性があります。 - 自己責任:DIY整備はすべて自己責任となります。万が一誤った作業でヘッドライトユニットや電装系にトラブルが起きても保証はありません。
自信のない方やリスクを避けたい方は、整備工場やディーラーに依頼しましょう。
まとめ
令和1年式 スズキ アルト(DBA-HA36S)のヘッドライトバルブ交換は、比較的短時間で完了する作業です。
コネクターを外し、ゴムカバーを取り外してからスプリングを緩め、古いバルブを抜いて新しいバルブに差し替えるだけのシンプルな手順となっています。
愛車のライトが点灯しなくなったり、暗いと感じる場合はバルブ自体の寿命を疑い、早めに交換を検討することをおすすめします。
また、LED化を検討する場合は車検対応品であることと、光軸調整が必要になるかどうかをしっかり確認してください。
夜間走行や悪天候時の安全性を確保するためにも、適切なバルブ選びと確実な取り付けを行い、明るく安心なドライブを楽しんでください。
※自分で令和1年式 スズキ アルトの修理・整備を行う場合はリスクが伴います。必ず自己責任の上で対応お願いします。
車の分解に自信のない方は、迷わずお近くの修理店、整備店に相談しましょう。