NOAH(ノア) バッテリー交換

トヨタ NOAH(ノア) バッテリー交換 平成20年式

トヨタ ノア(ZRR70W)平成20年式|バッテリー交換のやり方

トヨタを代表するミニバンのひとつ「ノア(NOAH)」。
とはいえ、年式が古くなるとバッテリーの劣化は避けられず、エンジン始動トラブルやロードサービスのお世話になるリスクが高まります。
本記事では、平成20年式(型式:DBA-ZRR70W)のノアを例に、バッテリー交換手順を詳しく解説。
トラブルを未然に防ぐためにも、2年に1回程度を目安に点検・交換を検討してみてください。

なぜバッテリー交換が必要なのか

車のバッテリーはエンジン始動時や電装品の電力供給に使われます。
使用環境や温度変化により、徐々に劣化して始動が弱くなり、突然エンジンがかからなくなるケースも。
遠出や真冬・真夏のエアコン酷使時期に起こりやすいトラブルで、レッカー移動など不便を強いられます。

バッテリーの目安:

  • 2年前後で交換検討
  • 車検時に電圧・劣化度をチェック

車両情報と作業概要

 

車種:トヨタ ノア (TOYOTA NOAH)
型式:DBA-ZRR70W
年式:平成20年5月
作業内容:バッテリー交換
作業時間:約30分
作業理由:経年劣化(交換代金約5万円)


注意:バッテリー本体のサイズやスペックは車種・グレードによって異なりますので、適合品をあらかじめ確認しておきましょう。

使用する工具

 

  • ラチェットハンドル(もしくはスパナ)
  • 10mmボックスソケット(バッテリー端子やステーのナットが10mmの場合)
  • クリップ外し:配線を抜くステー部分のクリップを外すときに使用

バッテリー交換手順

 

STEP1:ボンネットを開け、ステーの10mmナットを外す

 

1. 車を平坦な場所に停め、エンジンを停止
2. ボンネットを開け、バッテリー上部にある固定ステー(10mmナット2つ)をラチェット+10mmボックスで反時計回りに緩める。
3. ナットを外すとステーがフリーになります。

STEP2:クリップを外し、配線を抜いておく

 

1. クリップ外しを使い、ステーに留まっている配線(プラス端子側)を外す。
2. 作業スペースを確保しておくことでバッテリーをスムーズに外せます。

STEP3:マイナス端子→プラス端子の順で外す

 

1. マイナス端子(−)を10mmソケットで反時計回りに緩めて外す。
2. 次にプラス端子(+)を同様に外し、ケーブルをバッテリー端子から離す。
3. バッテリー自体を持ち上げてエンジンルームから取り出す。

STEP4:新しいバッテリーを装着

 

1. 新しいバッテリーを同じ向き(プラス端子→マイナス端子)でセット。
2. バッテリー端子と干渉しないよう注意。
3. 先にステーを仮留めしておくと固定しやすい。

STEP5:端子をプラス→マイナスの順で取り付け、ステーを締め付ける

 

1. 取付は逆の順番:プラス端子→マイナス端子の順で10mmナットを時計回りに締め付け。
2. ステーも10mmナットで固定し、バッテリーがガタつかないか確認。
3. クリップを戻し、配線を所定の位置に装着。

STEP6:エンジン始動チェック

 

1. エンジンを掛け、問題なくセルが回って始動するか確認。
2. ライトやオーディオ、パワーウィンドウなどの電装品が正常に動作するかもチェック。
3. 最後にボンネットを閉めて作業終了。

交換後の注意点

 

  • ECUのリセット:バッテリーを外すとナビ・オーディオの設定やパワーウィンドウのオート機能が初期化される場合あり
  • 警告灯の点灯確認:メーター内の警告灯(バッテリーランプなど)が消灯するか
  • メモリ復旧:時計やラジオの再設定が必要な場合がある

まとめ

平成20年式 トヨタ ノア(ZRR70W)のバッテリー交換は、ラチェット+10mmボックスと簡単な工具、約30分の作業で行えます。
以下のステップを守ればトラブルなく進められるでしょう:

  1. ボンネットを開け、バッテリー固定ステー(10mmナット)を外しクリップ配線を抜く
  2. マイナス端子→プラス端子の順で外し、古いバッテリーを取り外す
  3. 新しいバッテリーをセットし、プラス端子→マイナス端子の順で取り付け
  4. ステーを締め、エンジン始動と電装品を確認

交換の目安は2年前後と言われており、車検や点検時に電圧チェックをしてもらうのが安心。
もしロードサービスを呼ぶリスクを回避したいなら、早め早めの点検・交換を心がけましょう。