【完全ガイド】トヨタ ノア(DBA-ZRR70W)プラグ交換のやり方|平成20年式対応
トヨタを代表するミニバンの一角として人気を誇る「ノア」は、同じくファミリー層から高い支持を得ている「VOXY(ヴォクシー)」などとよく比較されます。
今回ご紹介するのは、平成20年式のノア(型式:DBA-ZRR70W)のプラグ交換手順です。
エンジンがかかりにくい、アイドリングが不安定、エンジンの燃焼効率が落ちていると感じた場合は、プラグの劣化が疑われるかもしれません。
この記事では、プラグ交換に必要な工具から具体的な交換手順までを詳しく解説し、このページだけで作業に必要な情報を完結できるようにまとめました。
もしDIYでの作業に不安がある場合は、近くの整備工場やディーラーへ相談することも検討しましょう。
【基本情報】
■ 車種:トヨタ ノア (TOYOTA NOAH)
■ 型式:DBA-ZRR70W
■ 年式:平成20年5月
■ 作業内容:プラグ交換
■ 作業時間:約45分
■ 作業理由:アイドリング不調
■ 作業代金:約12,000円(部品代・工賃含む)
ノアは2001年に初代モデルが登場し、ファミリーカーの定番として高い人気を保っています。
搭載されているガソリンエンジンは比較的信頼性が高い一方で、プラグの劣化が進むと燃費悪化や始動性の低下、アイドリング不安定などの症状が出ることがあるため、早めの交換が推奨されます。
プラグは着火系統の重要な部品となるので、定期点検や車検の際に併せて確認すると安心です。
同じ年式のノアのバッテリー交換の方法も別途公開中ですので、気になる方はあわせてご覧ください。
【準備:使用する工具】
今回のプラグ交換で使用する主な工具は以下の4点です。
1. ラチェット
2. 10mmボックス
3. ロングアタッチメント(エクステンションバー)
4. プラグレンチ(14mm)
ポイント:
プラグホールが深い位置にあるため、ロングアタッチメントがあると作業が格段にしやすくなります。
プラグレンチは先端にゴムやマグネットが付いたタイプを使うと、取り外したプラグが落ちにくく、スムーズに交換できます。
10mmボックスはイグニッションコイルのボルトを外す際に使用することが多いです。
また、長い間プラグを交換していない車両では、プラグが固着している場合があるので、潤滑剤やラチェットハンドルに力を伝えやすい握りがあると安全かつ簡単に作業できます。
【具体的な作業手順】
1.ボンネットを開け、イグニッションコイルを外す
まずはエンジンルームを開け、プラグ交換の前段としてイグニッションコイルを取り外します。
ノア(ZRR70W)の場合、プラグはエンジン上部のイグニッションコイル下に配置されているため、イグニッションコイルを外さないとプラグにアクセスできません。
写真でもわかるように、イグニッションコイルは複数箇所(4気筒エンジンなら4つ)取り付けられています。
2.10mmボルトで固定されているコイルを外す
イグニッションコイルは10mmボルト(またはネジ)でエンジン上部に固定されているため、ラチェットと10mmソケットを使い、反時計回りに緩めます。
ボルトを外したあとは、配線カプラーを抜き、コイルを垂直方向に引き上げる形で取り外します。
作業イメージ:
注意:
コイルが固着している場合は、左右に軽く動かしながら少しずつ力を入れて抜き取ります。
無理に力をかけすぎるとコイルが割れたり配線が断裂する恐れがあるため、慎重に作業しましょう。
また、外したボルトはマグネットトレイなどにまとめておくと紛失を防ぎやすいです。
3.プラグレンチでプラグを外す(ロングアタッチメント使用)
イグニッションコイルをすべて外したら、いよいよプラグの取り外しに移ります。
ロングアタッチメントを装着したプラグレンチ(14mm)をプラグホールに差し込み、反時計回りで緩めましょう。
プラグホールが深いため、ロングアタッチメントがないとレンチが届かないことがあります。
注意:
古いプラグが固着している場合は、ラスペネなどの潤滑剤を少量吹きかけてしばらく放置すると緩めやすくなります。
プラグを外すときに「ギギギ」という強い抵抗を感じる場合、角度や力の入れ方を一度見直してください。
万が一プラグが折れたりすればヘッドを外しての修理となり、大掛かりな作業になるため、焦らず慎重に作業を進めましょう。
4.新品プラグを取り付ける(時計回り)、締めすぎに注意
外したプラグと同じ型番・熱価の新品プラグを用意し、今度は時計回りでプラグホールに締め込みます。
プラグの締め付けトルクは車種やプラグの種類によって異なるため、メーカー指定のトルク(おおよそ20Nm前後)を確認できるとベストです。
写真:
ポイント:
- ネジ山を壊さないよう、最初は手回しでプラグがスムーズに入るか確認
- プラグレンチで締め込む際は「プラグワッシャーがつぶれる」感覚を掴む
- 力いっぱい締めすぎるとエンジンヘッドを傷める恐れがあるため、適度な力で止める
5.イグニッションコイルを元に戻し、エンジンカバーを付ければ完了
プラグ交換後は逆の手順で、イグニッションコイルをホールに差し込み、10mmボルトを時計回りで締めて固定します。
配線カプラーをしっかり接続し、すべてのコイルが正しい位置に戻ったことを確認したら作業完了です。
仕上げ:
- エンジンを始動し、アイドリングが安定したかチェック
- 異音や振動が増していないか確認
- 試走して加速や燃費の変化を実感してみる
【DIY整備にあたっての注意点】
自己責任で作業を行うことを忘れないでください。
特にプラグ交換はエンジン内部へのアクセスを伴い、ネジ山トラブルや配線トラブルのリスクがあります。
万が一折れやすい古いプラグを無理に回してしまうとシリンダーヘッドを痛める恐れがあるため、焦らず潤滑剤を使い慎重に回すのが大切です。
また、外したプラグがあまりにも焦げていたり、オイルまみれだった場合は、他の不具合(ピストンリングの摩耗、オイル上がりなど)を疑って一度専門店に見せるのも良いでしょう。
【プラグ交換の目安時期】
プラグ交換のスパンは車種や使用状況により異なりますが、一般的には2万km〜3万kmごと、または2〜3年ごとの点検・交換が目安です。
最近のイリジウムプラグなどの長寿命プラグでは4万km以上もつケースもありますが、アイドリング不安定や燃費の落ち込みなどの兆候があれば早めにチェックすると安心です。
【総括:ノアのプラグ交換でアイドリング不調を改善しよう】
今回ご紹介した「平成20年式 トヨタ ノア(DBA-ZRR70W)のプラグ交換手順」は、1時間足らずで完了できる作業です。
アイドリング不調やエンジンのかかりが悪い症状はプラグの劣化が原因の場合も多く、部品代・工賃を合わせても1〜2万円台で修理できる可能性が高いでしょう。
ぜひこの記事を参考にDIY整備へ挑戦してみるか、あるいは整備店に依頼するかを検討してみてください。
ノアと同クラスのVOXY(ヴォクシー)などでも似たような構造でプラグ交換が行われます。
エンジンの調子が安定すれば、ファミリーカーとしての使い勝手もさらに良くなるはずです。
もしDIY作業が難しいと判断した場合は、最寄りの整備工場やディーラーに依頼し、安心・安全なカーライフを送りましょう。