トヨタ ポルテ プラグ交換 平成21年式

TOYOTA ポルテ プラグ交換のやり方

年式:平成21年3月
型式:CBA-NNP10
作業内容:プラグ交換
作業理由:エンジンを掛けてからアイドリングが不安定だったため、点検したところプラグの劣化が原因と思われる。


ポルテは生産終了となってしまいましたが、適切なメンテナンスを行えばまだまだ乗り続けることが可能です。
日頃の整備としては、エンジンオイル交換のほうが頻度が高いですが、プラグが劣化してしまうと
エンジン不調や燃費悪化、最悪の場合はエンジンが掛からないといったトラブルに繋がることもあります。
普段気にする機会が少ないパーツですが、車検や定期点検の際にはプラグの状態を整備士に確認してもらうのがおすすめです。


① 使用する工具

下記写真の左から、順に必要な工具を紹介します。

  • ラチェットハンドル
  • ロングアタッチメント(エクステンションバー)
  • 10mmソケット
  • プラグレンチ(16mmサイズ)

ポイント:プラグレンチはラバー付きのものを使用すると、取り外したプラグが抜け落ちず、交換作業がスムーズに行えます。
また、狭い場所で作業することが多いので、ロングアタッチメントがあるとプラグ穴に届きやすくなります。


② ボンネットを開け、エンジンカバーを外す

エンジンカバーは上2つ・下2つの10mmナットで固定されています。
ラチェット+10mmソケットを使い、反時計回りでナットを緩め、カバーを取り外しましょう。

注意:外したナットをエンジンルーム内に落とさないように注意。
外したナットや小物はマグネットトレーなどに保管すると紛失防止になります。


③ イグニッションコイルを外す

エンジンカバーを外すと、イグニッションコイルが見えるようになります。
こちらも10mmのボルトで止まっているため、エンジンカバーを外した際と同じく10mmソケットを使い、反時計回りに回して緩めていきます。

ポイント:イグニッションコイルのカプラーも外しておく必要があります。
カプラーの爪を押し込みながら引き抜くと外せる仕組みなので、無理やり引っ張らないように注意してください。


④ プラグを外す

次にプラグレンチ(16mm)をロングアタッチメントに装着し、ラチェットに接続します。
プラグホールにレンチを差し込み、反時計回りに回してプラグを緩めましょう。

注意:プラグが固着している場合は、ラスペネ(潤滑剤)などを少量吹きかけ、時間をおいてからゆっくりと回すと緩めやすくなります。
急に力をかけすぎるとプラグ穴を傷めたり、プラグが折れるリスクがあるので、慎重に作業してください。


⑤ 新しいプラグを取り付け(時計回り)、あまり強く締めすぎない

取り外したプラグと同様の型番・熱価の新品プラグを用意し、慎重にプラグホールに差し込んでから、レンチを時計回りに回して締めます。

ポイント:

  • 締め付けトルクは車種・プラグによって異なるが、通常20Nm前後が目安
  • ねじ山を傷めないよう、最初は手で回して入り具合を確認(軽く入らない場合はネジが噛んでいる可能性あり)
  • プラグワッシャーのクラッシュ(潰れ)を感じたら1/4〜1/2回転程度で締め付け完了

⑥ イグニッションコイルとエンジンカバーを元に戻して完了

新品プラグを装着したら、イグニッションコイルをホールに差し込み、10mmボルトを時計回りに締め付け、カプラーを再接続。
最後にエンジンカバーをナット(10mm)で固定し、逆の手順で元通りに戻します。

最終確認:

  • エンジンを始動し、アイドリングが安定しているかチェック
  • 異音や振動が増していないか確認
  • エンジンチェックランプが点灯しないか確認

注意:自分でトヨタ ポルテの整備を行う場合は、必ず自己責任のもと、車の状態や工具の使い方に注意しながら作業を行ってください。
もし不安や疑問点がある場合は、整備店やディーラーに相談するのが安全です。