目次
- 1 【徹底解説】プリウスアルファ(DAA-ZVW40W)エンジンオイル&エレメント交換方法
- 1.1 【前提】プリウスアルファのエンジンオイル交換とエレメント交換の重要性
- 1.2 【使用した工具】分解・組み立てに必要なアイテム一覧
- 1.3 【作業手順1】ジャッキアップとアンダーカバーの取り外し
- 1.4 【作業手順2】ドレインボルトを外し、古いオイルを排出
- 1.5 【作業手順3】オイルエレメントの取り外しと清掃
- 1.6 【作業手順4】新しいオイルエレメント装着とドレインボルト締め付け
- 1.7 【作業手順5】アンダーカバーの復元とオイル注入
- 1.8 【オイル量の確認とエンジン始動】
- 1.9 【プリウスアルファ エンジンオイル交換の目安時期】
- 1.10 【DIY整備のリスクと注意点】
- 1.11 【まとめ】正しい手順で長く乗れるプリウスアルファ
【徹底解説】プリウスアルファ(DAA-ZVW40W)エンジンオイル&エレメント交換方法
トヨタのハイブリッドステーションワゴンとして人気の高いプリウスアルファ。
平成26年式(2014年式)であっても、定期的なメンテナンスを行えばまだまだ快適に乗り続けることができます。
中でも、エンジンオイル交換は車両を長持ちさせるうえで欠かせない基本のメンテナンス作業です。
今回は、プリウスアルファ(型式:DAA-ZVW40W)のエンジンオイル交換とエレメント交換の手順を詳しく解説します。
ハイブリッド車ならではの注意点や、使用した工具、交換時期の目安などもあわせて紹介しますので、DIYで挑戦される方はぜひ参考にしてください。
【前提】プリウスアルファのエンジンオイル交換とエレメント交換の重要性
プリウスアルファはハイブリッドシステムを採用しているため、エンジンの稼働時間は一般的なガソリン車より短いと言われがちです。
しかし、エンジンがかからない時間もある分、オイルの温度が上がりにくく、汚れが溜まりやすい側面があります。
定期的にエンジンオイルを交換しないと、エンジン内部の潤滑不良やオイル劣化による燃費の悪化、さらにはエンジントラブルに繋がることもあります。
今回の作業ではエレメント(オイルフィルター)交換も同時に行っています。
オイルエレメントはオイル内の不純物をろ過する重要なパーツ。
定期的に交換しないとオイル汚れが循環してしまい、エンジンへのダメージを大きくする要因となります。
【使用した工具】分解・組み立てに必要なアイテム一覧
以下は、今回のエンジンオイル&エレメント交換で使用した主な工具類です。
必ず、事前に準備してから作業を開始しましょう。
- メガネレンチ(14㎜)
- クリップ外し(アンダーカバーのクリップ取り外し用)
- ラチェットハンドル
- オイルフィルターレンチ(サイズ64)
- ブレーキクリーナー(清掃用)
- ウエスや布(オイル汚れの拭き取り用)
- オイル受け皿(排出したオイルを受ける容器)
- トルクレンチ(推奨:最終締め付け確認用)
これらの工具のサイズが合わないとネジのなめや破損につながる場合があります。
とくにオイルフィルターレンチはプリウスアルファ用(64㎜前後)を選び、きちんと適合するか確認しておきましょう。
【作業手順1】ジャッキアップとアンダーカバーの取り外し
まずはプリウスアルファを平坦な場所に停車し、サイドブレーキをかけた上でジャッキアップを行います。
安全のため、ウマ(リジットラック)を併用して車体をしっかり固定しましょう。
これを怠ると、大変危険な事故に繋がる可能性があるので注意が必要です。
アンダーカバーの一部はクリップで固定されています。
以下の手順でカバーをめくり、ドレインボルトやオイルフィルターにアクセスできるようにします。
- ジャッキポイントを確認して車体を持ち上げる。
アンダーカバーに傷をつけないよう注意。 - アンダーカバーのクリップを3か所外す(クリップ外しを使用)。
- カバーの先端部分をめくり上げるイメージでバンパー側に引っ張る。
- 紐などでカバーを固定し、作業スペースを確保。
【作業手順2】ドレインボルトを外し、古いオイルを排出
次に、エンジンオイルを抜き取ります。
オイルが熱いとやけどのリスクがありますので、作業前に十分冷却してから行うのがおすすめです。
- メガネレンチ(14㎜)を使用し、ドレインボルトを反時計回りに回して緩める。
- オイル受け皿を下にセットし、ドレインボルトを完全に外す。
- 勢いよくオイルが出てくるので、手や服にかからないよう注意。
- オイルが勢いよく出終わったあとも少しずつ残油が落ちるため、しばらく待って十分に排出させる。
万が一、ドレインボルト付近が固着している場合は、無理に力を入れるとネジ山を傷める恐れがあります。
ゆっくりと力をかけるか、潤滑スプレーを使って少し待つなど工夫しましょう。
【作業手順3】オイルエレメントの取り外しと清掃
プリウスアルファのオイルエレメント(フィルター)はカートリッジ式で、フィルターハウジング内に交換用カートリッジをセットするタイプとなっています。
- オイルが抜けている間に、ラチェットハンドルにオイルフィルターレンチを装着する。
- フィルターハウジングを反時計回りに緩める。
- 最初ゆるんだら手で回し、外したらオイルが垂れるためウエスを用意しておく。
- 古いカートリッジとOリングを外し、ブレーキクリーナーなどでフィルターハウジング内部を清掃。
Oリングは新品に交換するのが基本です。
古いOリングを再利用すると、オイル漏れやハウジングの密閉不良の原因になります。
オイルを薄く塗布した新品Oリングを取り付け、フィルターハウジングに新しいカートリッジをセットします。
【作業手順4】新しいオイルエレメント装着とドレインボルト締め付け
新しいカートリッジ式フィルターを装着し、ハウジングを時計回りに回して本締めします。
このとき、締め付けトルクの目安はハウジングに刻印がある場合もありますが、おおよそ25N・m前後が多いです。
過剰に締めすぎるとハウジングやOリングを傷める可能性があるため注意しましょう。
ドレインコック(ドレインボルト)も同様に、適正トルクで締め付けてください。
プリウスアルファの場合、30N・m前後が基準とされることが多いですが、車両の年式や整備書によって若干異なる場合があります。
確実な値を整備マニュアル等で確認し、安全面を考慮して作業しましょう。
【作業手順5】アンダーカバーの復元とオイル注入
ドレインボルトとオイルフィルターハウジングを締め終わったら、めくり上げていたアンダーカバーを元に戻します。
外したクリップをはめ込むときは、破損しやすいので慎重に扱ってください。
- カバーを戻し、クリップの穴の位置を合わせる。
- クリップを押し込み、ロックがしっかりかかっているか確認する。
- 紐などで固定していた部分も解除し、カバーが浮いていないか最終確認。
アンダーカバーの取り付けが完了したら、車を下ろす前に漏れがないかチェックしておくと安心です。
その後、ジャッキから車体を下ろし、エンジンルーム上部のオイルフィラーキャップから新しいエンジンオイルを注入します。
【オイル量の確認とエンジン始動】
プリウスアルファ(DAA-ZVW40W)のエンジンオイル容量は、オイルフィルター交換時で約4.2リットル前後とされています(使用するオイルや交換方式によって若干の誤差あり)。
適合オイルは0W-20や5W-30など低粘度タイプが推奨されることが多いですが、地域の気温や使用状況に合わせてメーカー指定を確認しましょう。
- 規定量の8割程度を注入し、レベルゲージで確認する。
- エンジンを始動し、オイルが循環するまで約1分程度アイドリング。
- エンジンを止めてから再度レベルゲージを点検し、不足分を少しずつ追加。
- 最終的にオイルレベルがゲージ内の範囲におさまっているか確認。
オイルを入れすぎるとオイル上がりやエンジン不調の原因になるため、慎重に調整しましょう。
【プリウスアルファ エンジンオイル交換の目安時期】
一般的なガソリン車同様、プリウスアルファの場合もオイル交換の目安は3,000km~6,000km、または3~6ヶ月に一度とされています。
実際は使用環境やオイルの品質、運転スタイルによっても異なるため、こまめにレベルゲージや汚れ具合をチェックすると良いでしょう。
- オイル交換2回に1回はエレメント交換を行うと、オイルを常にクリーンに保ちやすい。
- シビアコンディション(街乗り短距離メイン、渋滞多め)では交換サイクルを早めに。
- 定期点検や車検の際に交換してもらうと、交換タイミングの把握がしやすい。
ハイブリッドとはいえ、エンジンが搭載されている以上、メンテナンスを怠ると故障リスクが高まります。
まめな交換を心がけましょう。
【DIY整備のリスクと注意点】
エンジンオイル交換は整備作業の中でも比較的難易度が低いといわれますが、車体のジャッキアップやアンダーカバーの取り外しなど、一定のリスクを伴う作業です。
とくにジャッキアップミスやクリップの破損、ドレインボルトの締め忘れなど、初心者が陥りやすいミスには注意が必要です。
また、プリウスアルファはハイブリッド車のため、高電圧バッテリーや配線が存在します。
エンジンオイル交換で直接触る機会は少ないものの、作業時に誤って配線を傷つけないように細心の注意を払いましょう。
DIYでの作業に自信がない方や、適切な工具が揃えられない方は、無理せずディーラーや専門整備工場へ依頼するのが安心です。
プロの手に任せることで、トラブルを未然に防ぎ、愛車を良好な状態で保てます。
【まとめ】正しい手順で長く乗れるプリウスアルファ
以上が、平成26年式 トヨタ プリウスアルファ(DAA-ZVW40W)のエンジンオイル交換・エレメント交換手順の概要です。
ハイブリッド車といえども、エンジンオイルの状態を常にクリーンに保つことは燃費やエンジン保護の観点からとても大切です。
定期的にオイル交換を実施することで、愛車の寿命を伸ばし、安定した走行を楽しむことができます。
作業は自己責任となりますので、安全対策と正確な手順を守って取り組んでください。
車の下に潜り込む作業やジャッキアップは、ほんの少しのミスが大事故につながる可能性もあります。
不安があれば迷わずプロへ依頼するのが安心です。
ハイブリッドステーションワゴンとしての使い勝手や燃費の良さを活かし、これからもプリウスアルファで充実したカーライフを送りましょう。