V350 W639 バックランプ交換

ベンツVクラス V350 W639の分解 バックランプ交換 2011年式

【完全版】メルセデスベンツ V350(W639・2011年式)バックランプ交換方法|エラー解消ガイド

メルセデスベンツの大型ミニバンである「V350(W639)」は、広々とした車内空間と快適性で人気を誇るモデルです。
しかし、欧州車特有の電装系統メッセージ(エラー表示)がメーターパネルに出ると、「どこをどう直せばいいのか分からない……」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、2011年式(平成23年式)のV350を例に、バックランプが切れた際の交換手順を詳細に解説します。
ドイツ車ならではのトルクスネジ使用箇所や、交換時の注意点など、DIY整備初心者でも理解しやすいようにポイントを押さえました。
エラー表示が出てお悩みの方や、車検前にランプ不良を解消したい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。



1. バックランプ交換が必要な理由|エラー表示の重要性

メルセデスベンツV350(W639)では、灯火類に異常があるとメーター内にエラーメッセージが表示される仕組みになっています。
バックランプ(後退灯)が切れると、警告として「バックランプに異常があります」のような表示が点灯するケースがあります。
ライト類の不良は見落としがちですが、後方からの視認性や安全性に直結する重要なポイント。
また、テールランプやバックランプに不具合があるまま走行を続けると、車検に通らない可能性も高まります。
以下のような症状がある場合は、早めに点検・交換を検討しましょう。

  • メーターパネルに「バックランプ異常」などのエラー表示が点灯
  • 点灯テストをしてみると、左右のどちらか片方のみランプがつかない
  • ランプカバーを外したら、電球が黒く焦げている

今回のケースでも、バックランプの右側のみ点灯しない症状が確認されました。
ドイツ車は電球切れを検知する機能が比較的シビアに設定されているため、微細な不具合でも警告が表示されることがあります。


2. 交換作業に必要な工具|トルクスT25ドライバーがあればOK

欧州車ではおなじみの「トルクスネジ(星型)」が使用されているため、T25サイズのトルクスドライバーが必要です。
内張剥がしや特殊工具が必要になる場合もありますが、今回のV350バックランプ交換においては、トルクスドライバー1本で完結できるのが特徴です。
下記のような工具を準備しておくとスムーズに作業が進みます。

  • T25トルクスドライバー(ネジを外すのに必須)
  • 手袋(電球破損やカバー取り外し時のケガ防止)
  • パーツクリーナーや柔らかいウエス(汚れを軽く拭き取る場合)

ドイツ車の中には内装をこじ開ける際に内張剥がしが必要なものもありますが、V350バックランプ交換では利用しません
作業時間の目安は約15分ほど。DIY初心者にも挑戦しやすい作業手順といえるでしょう。


3. バックランプ交換手順|写真付きで解説

STEP 1:トランクを開けてテールランプ固定ネジを確認

テールランプはリヤゲートを開けると、内側部分にネジが4本見えるはずです。
ここをT25トルクスドライバーで外していきます。
ネジが固着しているときは、力任せに回さず潤滑剤を使うなどして、ネジ山を潰さないよう注意してください。

ポイント:外したネジは紛失しやすいので、小皿やマグネットトレーに保管すると安心です。

STEP 2:テールランプユニットをゆっくり外す

ネジを外すと、テールランプユニット(テールカバー)が外れる状態になります。
いきなりガシッと引っ張るのではなく、上側から順番に少しずつ持ち上げましょう。
下側部分にはコネクターが接続されているため、つまみを押してロックを解除すれば簡単に外れます。
このコネクターを勢いよく引っ張ると配線トラブルの原因になるので慎重に作業してください。

STEP 3:テールランプ内部のカバーを分解

テールランプユニットが外せたら、今度は中の電球ホルダーを覆うカバーを外します。
再びT25トルクスドライバーを使い、赤枠で囲まれている2本の小ネジを外すとカバーが開く仕組みです。
ここも樹脂製パーツが多いので、ネジ山をなめたり割ったりしないように注意しましょう。

STEP 4:バックランプの電球を交換

V350のテールランプ内には、ブレーキ・ウインカーなど計4つの電球が並んでいます。
バックランプは下から2番目の位置にあり、回転させるようにひねれば簡単に外せる構造です。
取り外した電球が黒く焦げている場合は、不具合のサインと言えます。

STEP 5:新品電球の装着と組み戻し

新品のバックランプ用電球を用意し、外したときと逆の手順で装着します。
よくあるのが「左右両方同時に交換」するケース。
バックランプはそれほど頻繁に切れない部位ですが、切れた片方を交換するついでにもう片方も交換しておくと、次のトラブルを未然に防ぎやすいです。
今回は右側のみ切れていましたが、新しく購入した電球が2個セットだったため、左側も同時に交換して完了となりました。

最終確認:電球を差し込んでカバーを戻し、テールランプユニットを車体に取り付けてネジを締めます。
コネクターや配線にしっかり接触不良がないか、またランプユニットにガタつきがないかもチェックしましょう。
あとはエンジンをかけてギアを「R(リバース)」に入れ、バックランプが左右とも正常に点灯しているかを確かめればOKです。


4. バックランプ交換の注意点とコツ

  • 電球の規格を事前に確認する:欧州車の場合、国産車と異なる規格のバルブが使われていることがあります。V350に対応した製品かどうか、パッケージや適合表をしっかり見ましょう。
  • エラー表示が消えない場合:電球自体は問題なく交換したのに、メーターパネルの警告灯が残ることがあります。その場合は配線接触不良やコネクターの緩み、さらには電球の抵抗値が合っていないなどの原因が考えられます。純正部品の使用や、専門業者への相談を検討しましょう。
  • ランプ類の定期点検:バックランプに限らず、ブレーキランプやウインカーなども不意に切れることがあります。年に数回はライト類の点灯確認を行い、車検前やロングドライブ前には特に念入りにチェックする習慣をつけるのがおすすめです。

5. メンテナンスの重要性|他車種にも応用可能

今回ご紹介したバックランプ交換の手順は、V350(W639)以外のベンツ車や欧州車でも大きくは変わりません。
たとえば、MINIをはじめ、ドイツ車全般がトルクスネジを多用しているのは有名な話です。
車種によってはテールランプの形状が大きく異なるものの、「ネジを外す → ユニットを取り外す → コネクターを外す → カバー内の電球を交換する」という流れは大きく共通しています。

また、欧州車は電球切れに対する警告システムが比較的敏感なため、切れかけの状態でもメーターにエラーが表示される場合があります。
故障かな? と焦らずに、まずはランプ類の点検から始めてみましょう。


6. バックランプ交換の目安時期|まとめとアドバイス

バックランプはブレーキランプなどに比べれば使用頻度が低いため、「いつ切れたか分かりにくい」部位と言えます。
明確な交換サイクルはないものの、以下のタイミングを目安にチェックしてみてはいかがでしょう。

  • 車検や点検のついでにライト類を総合チェック
  • エンジンを始動した際、周囲に人がいる場合は一緒に点灯確認してもらう
  • メーターにエラーが出た場合は、他ランプを含め早めに点検・交換

今回の事例では「右側のみ点灯しない」という症状でしたが、左右両方を一度に交換しておけば今後しばらくは安心です。
ランプ交換は数百円〜千円程度の電球代で済むことが多く、DIY作業時間も15分〜30分ほど。
もし交換手順に不安がある方は、整備士や修理店へ依頼するのも一つの手です。
大切な愛車の安全を守るためにも、定期的なメンテナンスは欠かさず行いましょう。


【V350 バックランプ交換の目安時期】

基本的には「切れたら交換」で問題ありませんが、車検や大きな点検のタイミングでまとめてライト類を新品にするユーザーもいます。
バックランプ切れに気づかないと、後方確認時の安全性を損ねるばかりか、思わぬトラブルにも発展しかねません。
エラー表示がある車種ならまだしも、表示が出ない車両の場合は定期チェックを習慣化すると安心です。


【注意喚起】DIY整備は自己責任で

自分でメルセデスベンツV350の修理・整備を行う場合は、トルク管理やカバーの脱着などにリスクが伴います。
作業に自信がない方は、専門の修理店や整備工場に依頼するのがおすすめです。
配線を無理に引っ張って断線させたり、ネジを締め過ぎて樹脂部品を破損するトラブルも珍しくありません。
作業前には必ずエンジンを停止し、周囲の安全確認を徹底した上で行ってください。


以上が、メルセデスベンツV350(W639・2011年式)のバックランプ交換方法です。
たった一つの電球切れでもエラー表示が出るため驚くかもしれませんが、実際の交換作業はさほど難しくありません。
この記事が、DIYメンテナンスに挑戦する皆さまのお役に立てば幸いです。
もし作業に不明点がある場合は、迷わず専門家に相談し、大切な愛車を安全に保ち続けましょう。