目次
電気自動車のメリット、デメリットをまとめました。
筆者は日産リーフに乗って約3年になりますが、日産リーフが初めて購入した電気自動車です。
電気自動車を検討している時に周りに誰も電気自動車に乗っている人がおらず、相談ができない、EV車についての情報がほとんどない状態で購入したのを覚えております。
(本当はリーフではなく、テスラを購入したかったのですが、当時は予算が合わず断念しました。。)
今回は電気自動車ってどうなの?と聞かれる事が多くなってきたので今回記事にしてみました。
もちろん感じたことをそのまま書いているので忖度はありません。
過去に所有歴のある車は、ハイエース(角目4灯)、ミニカ トッポ、デリカD5、キャデラック エスカレード、ベンツV350(Vクラス)、ミニ クロスオーバー、ハリアー、ハイゼット、バネット、アルファードと全く系統がバラバラです。
電気自動車の乗り心地について
乗り心地についてはエンジン車、電気自動車での比較になります。
明らかに違うのはアクセルペダルを踏み込んだ時の音です。
エンジン車の場合はペダルを踏み込んだ場合にエンジンの回転音が大きくなっていくのはわかると思いますが、電気自動車の場合はエンジンではなくモーターの回転音がなるイメージです。
音の表現が難しいのですが、エンジン車(ガソリン車、ディーゼル車)が「ヴォーン」とすれば、電気自動車は「キーン」と言った感じです。
一般的に電気自動車は「音が静か」と言われておりますが、この部分を言っているようにも思えます。
乗り心地のもう1つは、乗車している時の快適さ、安定感と思いますが、この部分ははっきり言って電気自動車だからかなり快適といったことは感じておりません。
軽自動車、ミニバン、高級車であったり、タイヤ、サスペンションなどで内容が大きく変わると思いますので。
加速性(スピード)について
電気自動車はリーフしか乗った事がないので細かいことは分かりませんが、スピードを出そうと思ったらかなり速いです。
リーフの場合はエコモードというのがあり、一般道で普通に走る場合はほぼエコモードにしております。
高速に乗る場合はエコモードを解除することも多く、その場合はペダルを踏み込んだ時の加速性は明らかに違い、速いです!
一般の乗用車は排気量1500cc、3000ccなどありますが、電気自動車の場合はエンジンではないので排気量が0です。
以前テレビコマーシャルで飛行機とリーフがスピード勝負する場面がありましたが、おそらくメーカー側の意図とすれば「速いよ!」というのが言いたかったのではないでしょうか?
電気自動車の中では高級車?のテスラ、ポルシェ タイカンなどはもっと速いのですかね?
非常に気になるところです。
燃費(電費)について
エンジン車の場合はリッターいくつ?と表現する場合が会話の中であると思いますが、電気自動車の場合は電費いくつ?と表現するみたいです。
エンジン車の場合は1リッターに対し、15km、30kmといった会話はあると思いますが、電気自動車にしてから燃費の計算がよくわからない、難しいといった印象です。
家充電(自宅充電)をしている場合、電気の明細を見ても電気自動車のみの電気使用量ではないために、はっきりした燃費(電費)は不明です。
ガソリンスタンドの場合は1リッターいくらと価格表示されておりますが、電気自動車を充電する場合はそういった表記がありません。
ですので、電気自動車の方が感覚的に安いのかなーといった程度です。
軽自動車を除く自動車でガソリンを満タンにする場合が5000円から10000円程度だとすると、電気自動車の場合は一度にその支払いをする感覚がないので安く感じるかもしれません。
以前ディーラーの方に話を聞いた限りでは、1回家で充電すると1000円弱と言っておりました。
【高速充電】
ディーラー:30分の充電で1500円前後
街中の充電スポット:30分の充電で500円から1500円前後
※外出時の充電で圧倒的にコスパが良いと感じたところはイオンモールです。
店舗によると思いますが、30分の高速充電がなんと破格の300円とかです。
充電料金、充電方法について
先ほどの燃費についての補足になりますが、電気自動車乗りなら意識する部分は、その充電スポットが何kwの出力なのかです。
充電スポットには高速充電、普通充電というのがあり、名前の通り充電されるスピード感は異なります。
高速充電の方がもちろん充電スピードは早いのですが、料金も高いです。
逆に普通充電は遅いけど安いです。
使ったことはありませんが、テスラ スーパーチャージャーはかなり速いみたいです。
家で充電ができる場合は充電ケーブルを差し込むだけですが、初めて家以外で充電する時は少し戸惑うかも知れません。
(もちろん筆者は戸惑いました。)
外出先で充電する場合は、充電設備の付属のケーブルを差し込むだけでは充電は始まりません。
クレジットカード、チャージスルゾウ、WAONなど使用する充電設備で全く操作方法、支払い方法は異なります。
筆者は初めて外出先で充電した時は全く操作方法がわからず、充電が開始されるまで15分はかかってしまいました。
誰でもガソリンスタンドで初めてガソリンを入れる時に、操作方法、給油までの順番がわからなかったと思いますが、その時に味わった感覚と似ていると思います。
この辺りに関しては車両を購入する店舗で色々と聞いてみると良いかもしれません。
あとは充電方法に慣れるしかないです。
また、バッテリーの容量が20%の場合、30分充電すればどのくらいの残量になるの?と聞かれることはよくありますが、これは充電スポットの出力の問題です。
もちろん30分の充電で20%が100%になることはまずありません。
電気自動車乗りのあるあるとしては、充電スポットの表記が50kwなので、今から充電すればバッテリーはおそらく80%にはなるかなと思い、実際は60%までしか充電されていないというのはよくある話です。
今までに50kw、20kwなど様々な充電スポットで充電をしてきておりますが、期待通りに充電できたといった感覚はありません。
電気自動車の充電で最も重要な内容といえば、自宅に充電設備を導入できるかできないかです。
戸建、マンションで比較の場合、正直マンションは不利です。
戸建の場合は家に充電設備を導入する際にお金はかかりますが、筆者の場合は8万円かかりました。
(家の環境によりますが、10万円前後が取り付け工事の相場と聞いております。)
戸建の場合は時間を気にせず充電ができるために、夜にセットし放置すれば朝には100%になっています。
逆にマンションの場合はそもそも充電設備がない場合が多く、最近は導入しているマンションもあるそうですが、あったとしても1機、2機ではないでしょうか?
自分のタイミングで充電する事が難しいために、マンションで電気自動車を保有するのは不利と位置づけしております。
ですが、充電にかかる時間は気にならないという方でしたら全く問題はありません。
車両価格について
所有している日産リーフはディーラーの中古で購入しております。
購入時の走行距離が2万km台、乗り出し価格200万円くらいだったと思います。
ディーラー以外を検討すればもっと安く買える店舗はあったのですが、初めての電気自動車ということもあり、安心を買うという意味合いで、あえてディーラー中古車を選択しました。
車両を購入する際にバッテリーのセル欠けを気にしておりますが、セル欠けなしでした。
ほとんどの電気自動車は新車で購入してから5年から8年前後のバッテリー保証があると思いますが、中古でもディーラー購入だったためかバッテリー保証は継続(引き継ぎされる)となっておりました。
電気自動車を購入される場合はバッテリーの残量などを気にした方が良いでしょう。
相場よりも極端に安い場合はセル欠けの可能性はあると思います。
当時カーセンサーで探して車両を購入しましたが、電気自動車は中古でも比較的高い印象がありました。
個人的な印象ですが、購入時は高く、売却時は安い事になると思っております。
テスラなど人気車種を除くと、おそらくリセールバリューはよくないと思っております。
車検にかかる費用について
まだ1回のみですが、車検を通した事があります。
車検は、民間の車検、ディーラー車検で選択ができると思いますが、初めての電気自動車ということもあり、車検を通すだけの検査?と、多少見てくれる検査があると思いますが、少しでも見て車両の状態を確認して欲しかったのでディーラー車検にお願いしております。
見積書、請求書がどこかに行ってしまったのですが、総支払額は10万円以下であったことは覚えております。
法定費用は民間、ディーラーで同じと思いますが、費用を安く抑えるのであれば民間の車検場の方がもっと安いかも知れませんね。
航続距離について
最近は電気自動車を街中でも見かけるようになってきましたが、一番気になるのはどのくらいの距離を走るのかではないでしょうか?
私の保有しているリーフは2018年 ZAA-ZE1 EM57という形式です。
メーカーカタログで見るとバッテリーは40kWhと思いますが、メーカー公表の航続距離が400km程度となっておりました。
96%のバッテリー残量で、航続距離は244kmとなっております。
ちなみにバッテリーのセル欠けはなく、エアコンなども使用しておりません。
現時点での総走行距離は5万kmくらいです。
この内容だけ見るとバッテリー100%の状態で400kmとは程遠いために、私のリーフが本当に40kWhなのか疑問です。
100%の状態でも航続距離260kmくらいしか見たことはありません。
リーフは初代モデルのバッテリー容量が24kWh、30kWh、2台目モデルが、40kWh、62kWhらしいので、年式から考えると40kWhのモデルで間違いなさそうなのですが、、。
正直遠出をしなければバッテリーの残量は全く気にならないのですが、高速道路に乗って遠出する際はかなりバッテリーの減りを意識しており、特に知らない土地に行く場合は要注意。
以前何も考えず遠出をした事があり、山を登る前が30%台で、登った時には6%だった記憶があります。
あいにく山を登った施設に充電環境があったので助かりましたが、充電環境がなかった場合はレッカーにお世話になっていたと思います。
もし電気自動車を購入した場合は航続距離の感覚に慣れるためにもいきなり遠出はせずに近場で感覚を覚えると良いでしょう。
最近は色々なメーカーから電気自動車は発売されておりますが、車種によって航続距離は変わりますので、目的に合った車種の選択が良いと思います。
電気自動車の見た目や仕様を気にせず、とりあえず安く乗ってみたいというのであれば日産サクラ、リーフが他の車種よりも安く購入できると思いますね。
まとめ
国内で走っている電気自動車としては日産リーフ、サクラ、アリア、テスラあたりが多い印象ですが、最近ですとBMW、ポルシェからもEV車が発売されております。
電気自動車の発売当初に比べればバッテリーの容量が増えた車種も多いですが、まだまだ充電に関しての悩みは多いです。
電気自動車には色々とメリット、デメリットはあると思いますが、個人的に一番良かったのはガソリンスタンドに行く手間がなくなった事です。
大したことないと思われるかも知れませんが、3年乗ってみて分かったのがこの部分です。