日産 バネット バッテリー交換 平成26年式

日産 バネット バッテリー交換 平成26年式

日産 バネット(平成26年式)のバッテリー交換方法

はじめに

日産 バネット(DBF-VM20)は、多くの方が商用車として利用している実用性の高い軽ワンボックスです。
ただし、ほかの車種と同様にバッテリーは消耗品であり、長期間交換をしていないと突然のバッテリー上がりを引き起こす可能性があります。
特に夏場や冬場などエアコンを多用する時期は、バッテリーに負荷がかかりやすいので注意が必要です。
本記事では、平成26年式の日産 バネット(DBF-VM20)を例に、バッテリー交換の具体的な手順をご紹介します。


基本情報

  • 車種:日産 バネット
  • 型式:DBF-VM20
  • 年式:平成26年8月
  • 作業内容:バッテリー交換
  • 作業時間:約30分
  • 作業金額:約2万円(部品代など)
  • 作業理由:2年毎に取り替え推奨


バッテリー交換の目安としては、一般的に2年前後が推奨と言われていますが、運転環境やエアコン使用頻度により劣化速度は異なります。
車検や定期点検のタイミングで点検・相談するのがおすすめです。


使用する工具

  • ラチェットハンドル
  • 10mmボックスソケット

ラチェットと10mmソケットさえあれば、バッテリーのステーと端子の取り外しが可能。
必要に応じて軍手や保護メガネを用意し、安全に作業を行ってください。


バッテリー交換手順

ステップ①:ステーを外す

1. ボンネットを開け、バッテリー上部を固定しているステーを確認します。
2. ラチェット+10mmソケットを使い、ステーを止めているナットを反時計回りに回して緩めます。
ナットは上下2か所にあることが多いので、両方とも外してください。

ナットを外したらステーを持ち上げればフックが外れ、バッテリーがフリーになります。
ステーを紛失しないよう、近くのトレーなどにまとめて保管しておきましょう。

ステップ②:バッテリー端子を外す(マイナス端子→プラス端子)

1. まずマイナス端子(-)から10mmナットを反時計回りで緩め、ケーブルを外します。
2. 続いてプラス端子(+)を同じ手順で外してください。

外す順序はマイナス→プラス、取り付けはプラス→マイナスが基本ルール。
ショートを防ぎつつ、安全に作業を進めるために必ず順序を守りましょう。

ステップ③:新しいバッテリーの取り付け

古いバッテリーを持ち上げて取り外したら、新品バッテリーを同じ向き・極性でセットします。
バッテリーサイズや端子形状、容量などが適合品であることを事前に確認しておきましょう。

ステップ④:端子の取り付け(プラス端子→マイナス端子)

1. バッテリーを正しい位置に置いたら、プラス端子を先に取り付け、10mmナットを時計回りで締め付けます。
2. 続いて、マイナス端子を取り付け、同様に締め付けます。

ナットは締めすぎると端子を破損する恐れがあるため、適度なトルクを意識してください。

ステップ⑤:ステーの再装着と動作確認

最後に、外していたステーを元通りに取り付け、10mmナットを時計回りで締めます。
しっかり固定しないと走行中にバッテリーが動いてしまう可能性があるので、ガタつきがないか最終チェックを行いましょう。

作業が完了したら、エンジン始動やライト、オーディオ、パワーウィンドウなどの電装品が問題なく動作するかを確認し、警告灯が点灯していないかチェックしてください。


交換後のチェックポイント

  • エンジン始動:バッテリー交換直後に始動性がスムーズか確認。
  • 警告灯:メーター内にバッテリー関連の警告灯(充電警告灯)が点灯していないか要チェック。
  • 電装品:ライト、オーディオ、エアコン、パワーウィンドウなどが正常に動作するか確認。

【日産 バネット バッテリー交換の目安時期】

一般的にバッテリーの交換目安は2年前後とされていますが、走行環境やエアコン使用頻度によって劣化スピードは変化します。
特に夏や冬にエアコンを多用する場合は劣化が早まる可能性があるため、定期的に電圧をチェックしたり、車検時や点検時に整備店に相談するのが望ましいでしょう。


まとめ

平成26年式の日産 バネット(DBF-VM20)のバッテリー交換は、ラチェット+10mmボックスがあれば約30分で終わる作業です。
マイナス端子→プラス端子の順で外し、プラス端子→マイナス端子の順で取り付けるという基本ルールを守りながら、安全かつ確実に行いましょう。
交換後は必ずエンジンの始動と電装品の動作確認を行い、異常がないか最終チェックしてください。
もし作業に不安があれば、迷わず整備店・ディーラーに依頼するのが安心です。

※自分で日産 バネットの修理・整備を行う場合はリスクが伴います。必ず自己責任で対応し、車の分解に自信のない方はお近くの修理店・整備店に相談してください。