ティアナ ブレーキパッド交換

平成26年 日産 ティアナ(TEANA)のリアブレーキパッド交換のやり方

日産 ティアナ(DBA-L33)リアブレーキパッド交換方法

車種:日産 ティアナ (NISSAN TEANA)
型式:DBA-L33
年式:平成26年3月
作業内容:リアブレーキパッド交換
作業時間:約45分
作業理由:ブレーキ鳴きのため
作業代金:約15,000円


本記事では、日産 ティアナ(DBA-L33)のリアブレーキパッド交換手順を紹介します。
走行中のブレーキ鳴きや、パッドの摩耗が進んでいると感じた場合には早めの交換をおすすめします。
ブレーキは安全に直結する重要なパーツのため、DIY整備に不安がある方は迷わず整備店や修理工場に依頼してください。


① 分解に使用した工具

  • 14mmメガネレンチ
  • ピストン戻し

ポイント:14mmメガネはキャリパーを固定しているボルトを外す際に使います。
「ピストン戻し」はブレーキピストンを押し戻すための専用ツールで、パッド交換では必需品です。


② まずタイヤ・キャリパーを外します。

14mmメガネレンチを使い、キャリパーを固定しているボルトを反時計回りに回して外します。
ボルトが固着している場合は、潤滑剤などを使うとスムーズに緩められます。

注意:作業前には安全のため、サイドブレーキを解除し、車輪が動かないように十分気をつけましょう。
リフトアップまたはジャッキ+ウマを使用し、車体を安定させた状態で作業を行ってください。


③ キャリパーが跳ね上げ、パッドを外していきます。

キャリパーを外すと、ブレーキパッドが見える状態になります。
そのままパッドを引き抜き、ローターをヤスリ(粗目)で軽く研磨します。
新品パッド側も少し研磨し、「当たり」を出して鳴きを軽減させるのがポイントです。

ポイント:ローターとパッドには異なる粗さのヤスリを使うと効率的です。
強く削りすぎないよう、表面を軽く荒らす程度に留めてください。


④ パッド新旧比較。

パッドの摩耗状況を確認し、シムを新品パッドへ付け替えます。
必要に応じてグリスアップを行い、異音やスムーズな摺動を確保します。

注意:シムやスライドピン周辺にブレーキ専用グリスを適量塗布すると、鳴きや異音を防止できます。
ただし、ローターの摩擦面にグリスが付着しないよう注意が必要です。


⑤ 次にピストン戻しを使用し、ピストンを戻します。

ピストンを奥まで戻してから新品パッドを装着し、キャリパーを時計回りに締めて元の位置に戻せば作業完了です。

最終確認:

  • ブレーキペダルを数回踏み、「ペダルの遊び」や「踏み心地」を確認
  • ホイールを再度取り付け、ナットを適正トルクで締め付け
  • 試走でブレーキ鳴きや異常振動がないかチェック

自分で日産 ティアナの修理・整備を行う場合はリスクが伴います。必ず自己責任の上で対応し、
車の分解に自信のない方は迷わずお近くの修理店、整備店に相談される事をお勧めいたします!

【日産 ティアナ ブレーキパッド交換の目安時期】

一般的には20,000km~40,000kmがブレーキパッド交換の目安とされていますが、
走行環境や運転スタイルによって摩耗速度は変化します。
車検時にブレーキパッドの厚みを確認してもらうのが安心です。
パッドが薄くなるとブレーキ鳴きが発生しやすくなり、制動距離が伸びる原因にもなるため、
早めに交換して安全性を維持しましょう。