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【徹底解説】トヨタ プレミオ(DBA-ZRT261)のエンジンオイル交換方法と注意点
トヨタ プレミオは、2001年頃から発売されてきた歴史あるセダンモデルです。
2021年をもって生産終了が噂されるなど、販売展開としては一区切りを迎えそうな車種ではありますが、日頃から定期的にメンテナンスを行えば、まだまだ長期間乗り続けられるポテンシャルを持ったクルマです。
特にエンジンオイル交換は燃費の向上やエンジン内部の保護、快適なフィーリングを維持するうえで欠かせない基本メンテナンス。
本記事では、平成29年式 プレミオ(型式:DBA-ZRT261)を例にとり、エンジンオイル交換の手順や必要工具、交換時期の目安などを詳しく解説していきます。
DIYで挑戦される方はもちろん、専門店に依頼する際の基礎知識としてもぜひ参考にしてください。
【プレミオの基本情報】生産終了前の人気セダン
プレミオは、上質感と乗り心地を重視したトヨタのセダンシリーズとして、多くのユーザーに支持されてきました。
2001年頃から発売されており、コロナやカリーナの後継モデルとして登場して以降、乗り心地や燃費、静粛性のバランスが評価され、日本国内で根強い人気を誇っています。
2021年に生産終了の見込みとの情報があるため、新車購入は難しくなりつつありますが、まだまだ中古車市場では流通しており、メンテナンスをしっかり行えば長く乗れる一台です。
【エンジンオイル交換の重要性】
エンジンオイルには、エンジン内部の摩擦を低減させる潤滑効果や冷却、シール効果、清浄効果など多くの役割があります。
しかし、オイルは走行距離や時間の経過とともに劣化し、粘度の低下や汚れの蓄積が進行します。
その結果、燃費の悪化やエンジン内部パーツの損耗、オイル漏れのリスクが高まる恐れがあるのです。
定期的にオイルを交換し、常に良好なコンディションを保つことで、エンジン性能を最大限に活かしながら長く快適にドライブを楽しめます。
【必要な工具と基本準備】
今回のトヨタ プレミオ(DBA-ZRT261)エンジンオイル交換に必要な工具・準備品をまとめています。
- 14mmメガネレンチ
ドレインコック(ドレインボルト)を外す際に使用します。 - ジャッキ(ウマがあれば尚良い)
車体を持ち上げて作業スペースを確保するために必要。
必ず車載工具のジャッキポイントや整備マニュアルを確認し、安全を確保しましょう。 - オイル受け皿
廃オイルを受け止める容器。 - 新品オイルパッキン(ドレンガスケット)
ドレインコックを再度締め付ける際に併せて交換するのがおすすめです。 - オイルジョッキや漏斗(ロート)
新しいオイルを注ぐときにあると便利です。 - レベルゲージ確認用のウエスやペーパー
オイル量を正確に把握するため、ゲージを拭き取る用途で使います。
【作業手順1】ジャッキアップとドレインコックの緩め
1. 車を平坦な場所に停車し、サイドブレーキをしっかりかける。
2. ジャッキポイントを確認し、正しくジャッキアップする。
※安全のためウマや輪止めを併用すると安心。
3. エンジンが熱い場合はしばらく冷ましてから作業を行うとやけどのリスクを軽減できる。
4. オイル受け皿をドレインコックの下にセット。
5. 14mmメガネレンチでドレインコックを反時計回りに回して緩める。
6. ドレインコックが外れたら、古いオイルが勢いよく出てくるので注意する。
上記写真のとおり、プレミオのジャッキアップポイントを正しく把握することが重要です。
車体下に手を入れて作業するため、ジャッキのかけ間違いによる事故には十分気を配ってください。
【作業手順2】廃オイルの排出とパッキンの確認
ドレインコックを完全に外すと、一気にエンジンオイルが流れ出します。
オイルがドボドボと出ている間は、オイル受け皿がしっかりと真下に位置するように微調整しましょう。
オイルが抜けきるまで数分間待つのがポイントです。
1. オイルの排出が落ち着いたら、ドレインコックのパッキン(ガスケット)を確認。
2. パッキンが破損していたり、劣化が激しい場合は必ず新品に交換する。
3. パッキンを付け忘れたり、歪んで装着するとオイル漏れの原因になるため要注意。
【作業手順3】ドレインコックの締め付けとオイル注入準備
オイルが完全に抜け切ったら、ドレインコックを締め付けます。
締め付けの際は、過度なトルクをかけすぎないよう注意が必要です。
メーカー指定の締め付けトルクはエンジン型式や車種により異なりますが、おおむね30N・m前後が一般的と言われます。
一方、目分量で締め付ける場合は「締めすぎによるネジ山なめ」に気をつけてください。
ジャッキアップした状態での作業が一段落したら、車体を下ろす前にもう一度周辺を確認し、ボルトの締め付け忘れやオイルの垂れがないかをチェックしておきましょう。
【作業手順4】エンジンオイルの注入とレベルチェック
プレミオ(DBA-ZRT261)のエンジンオイル量は約3.9リットルが目安です。
ただし、使用するオイルフィルターの交換有無やオイルを抜き切る方法によって若干の誤差が出る場合があります。
- エンジン上部のオイルフィラーキャップを外す。
- オイルジョッキや漏斗を使い、新品オイルを少しずつ注ぐ。
- 一度に全量を入れず、8割~9割程度注入したらレベルゲージを確認。
- エンジンを始動し、30秒~1分程度アイドリングしてオイルを循環させる。
- エンジンを停止して数分待ち、再度レベルゲージをチェックし、不足分を追加。
オイルゲージの「F(フル)」と「L(ロウ)」の間に収まるように調整します。
入れすぎるとエンジンに悪影響が出たり、オイル漏れを起こしやすくなるので、適正量を厳守しましょう。
【エンジンオイル交換の目安時期】
エンジンオイル交換の推奨サイクルは、一般的に走行距離3,000km~6,000km、または3~6ヶ月に一度と言われています。
ただし、実際には以下のような条件に左右されるため、愛車の使用状況に合わせて判断することが重要です。
- シビアコンディション(渋滞の多い街乗り、短距離移動が多い場合)では交換サイクルを早めに設定。
- 高速道路走行が多い場合や長距離を一気に走る場合は、オイル温度が安定しやすいため若干延ばせるケースも。
- オイルフィルター(エレメント)の交換はオイル交換2回に1回程度が目安。
オイル交換時期が近づいたと感じたら、給油時や出先でこまめにレベルゲージをチェックすると良いでしょう。
【DIY整備のリスクと注意点】
DIYでのエンジンオイル交換はコストを抑えつつ愛車を知る良い機会になる反面、以下のようなリスクがあります。
- ジャッキアップ不良による車体落下の危険性
- ドレインコックやパッキンの締め付け不良によるオイル漏れ
- 廃油の処理不備による環境への悪影響や法律違反
- オイル量の誤差によるエンジントラブル
もし作業に不安がある場合は、信頼できる整備工場やディーラーへ依頼するのがおすすめです。
それでもDIYに挑戦する方は、車の取扱説明書や整備書をよく読み、安全面を最優先に考えてください。
【まとめ】プレミオを長く快適に乗り続けるために
今回の記事では、平成29年式 トヨタ プレミオ(DBA-ZRT261)のエンジンオイル交換手順や必要工具、注意点について詳しく解説しました。
エンジンオイル交換は、車の寿命を伸ばすうえでもっとも基本的かつ重要なメンテナンス項目の一つ。
定期的な交換を怠ると、燃費や走行性能が低下するだけでなく、大きなトラブルの原因にもなりかねません。
DIY派の方は本記事を参考に安全第一で取り組み、作業に不慣れな方は整備のプロに任せる選択も賢明です。
コストとリスクを天秤にかけながら、プレミオを最適なコンディションで維持し、これからも快適なカーライフをお楽しみください。
※自分でトヨタ プレミオの修理・整備を行う場合はリスクが伴いますので、必ず自己責任の上で対応お願いします。
車の分解に自信のない方は、迷わずお近くの修理店、整備店に相談される事を強くおすすめします。